あこままの中学受験奮闘記

長男、次男、それぞれが東の御三家、千葉の御三家に入学、今や、それぞれが新社会人、大学2年生に。小学校入学から決めていた中学受験へ向けての親子二人三脚の奮闘記

50台後半からの偏差値アップ

5年生後半、学習内容もかなり難しくなってきたものの、「算数」だけは、偏差値も唯一「60」を超え、完全な得意科目に。これは、次男の「強み」だった。「文章題」の解き方も「記述」もマスター、長男でかなり苦戦した「算数」がスムーズに得点できることは「男子難関校」への受験においては、「有利」だった。

が、他3科目が伸び悩み、4科目平均の偏差を上げていくのに、かなりの時間がかかった。「国語」は、「漢字」や、「語句」を絶対に落とさないように、「社理」は、苦手な「暗記事項」が基礎問につながるので、「暗記」をしっかりと・・・と、とれる点数を絶対に落とさぬよう、丁寧な家庭学習を心掛けた。「カリテ」や「模試」の間違い直しを徹底的にやらせ、「同じ間違いをしない」ことに集中させた。
5年の秋からこの学習方法をしつこく繰り返ししていったら、5年後半、6年間際に徐々に成績が伸び始めた。「基礎」をがっちり繰り返すことの重要性を親子で改めて痛感した。「難しい問題」ばかりが解けても得点につながらない・・・のである。
これは、長男の時も校舎長に指摘され、改めたことだが、「子供」は、どうしても「難しい問題」を解きたがる・・・(それが、難関校への道だと思い込んでしまっているから)が、戻るべき、見直すべきは何よりも「基本」なのである。「基本」が完璧になっていると、おのずと難問は解けるのである。次男の偏差は「60」まで、ほんの少しになっていた。

ただ、「60の壁」はいかんせん大きいのである。もう一歩、もう一歩と近づいてもなかなか手が届かないのが「偏差値60」の現実なのである。ただ、6年直前にでも「60」に上げてげておかないと、「早稲田」は遠のいてしまう。その点は、次男本人もよくわかっていた。


もうひとつ、苦手だった「時事問題」の取り組みのひとつとして、「朝日小学生新聞」をとりはじめた。簡単に世の中の出来事が書いてあり、なによりわかりやすかった。
また、「テレビ」の「ニュース」もよく見るよう伝えた。
小学生新聞は、時事のほか、受験を意識した「歴史」の解説も載っていて、一コマ漫画などで、楽しく、わかりやすくなっていて、社会が苦手な次男にとってはとても役立った。

「理科」は割と好きではあったが「記述」ができないのがポイントだった。


とにかく、一つ一つに時間をかけ、丁寧に取り組ませ、自分の苦手部分を意識させた。


もうすぐ6年という5年の終わりの春、やっとのことで、偏差値を「60」にぎりぎり乗せ、6年生を迎えるに至った。次男の「努力」の「結果」である。夢見た「60」に本人もとても喜び、「頑張れば報われる」ことを痛感した。