あこままの中学受験奮闘記

長男、次男、それぞれが東の御三家、千葉の御三家に入学、今や、それぞれが新社会人、大学2年生に。小学校入学から決めていた中学受験へ向けての親子二人三脚の奮闘記

長男と次男   文系と理系

長男は文系、次男は理系。これは中学受験時からはっきりと現れていた。
次男は小学校低学年から「とんでもなく早い計算力」、「ブロック大好き」。長男は幼稚園、低学年時から「本大好き」、「質問、理屈大好き」。

次男の計算力は、低学年からひたすら取り組んだ「百マス計算」のおかげか。
当時通った四谷大塚・リトルスクールでも、中学年から通った日能研でも、「算数の基本は、とにかく計算、四則演算が完璧にこなせる子は強い!です」と、口酸っぱく言われた。

だから、家庭学習においても、算数は必ず、「計算問題」から。
日々、家庭においても、時間を計り、数題の基本計算問題を解かせた。
もちろん、計算ミスは致命的なので、ミスのないように、何度も。
間違い直しも当たり前。
この計算問題を解くことが、いわば「ウォーミングアップ」、間違いなく解けてから、その時取り組むべき問題に
取り組ませた。
もちろん、早さも大事なので、時間は常に意識させた。
「計算問題」を解くにあたり、大事なのは「途中式」。
答えももちろん大事だが、解いていくプロセスが大事なので、途中式を丁寧に書くように習慣づけた。
これは、その後の文章題、方程式を解くにも大事な過程になっていくので、面倒くさがらずに書けるようにすることはとても大事。
その後の数学における「証明」にもつながるのである。また、間違ったときに、見直すとき、解く過程が記されていると、間違ったポイントを見つけやすい。
わかりやすく、縦方向に、書き連ねることを習慣づけよう。

まったく同じように長男にも接し、算数の学習も同じようにさせたが、こちらはまるで、効果を発揮せず(笑)、「数字が嫌い」な子になってしまった。
思えば、次男は幼少期から、レゴのブロックでもよく遊び、前記したように、「空間の把握」にブロックでの遊びの一端が見えていた。ブロック遊びは、「図形」の取り組みに大きな効果を発揮。
幼少期の「あそび」はとても大事なのである。

一方、長男は幼少期から、「本」の読み聞かせが大好き、「なんで?どうして?」を頻繁に聞いてくる子だった。たかだか、小さな子の「絵本」でも、「登場人物の気持ち」などの分析をちいさいながらにする子だった。
一方、次男は読み聞かせにはすぐに飽きてしまう子だった。思えば小さなころから、「同じ親が同じように同じ環境で育てている」にも関わらず、二人の息子は、性格的にも、趣味嗜好も違った。それは、今も続いていて、
不思議だなあと思う一面である。
長男は「なぜ、なに」が大好きで、校風的に「理屈大好き」な麻布において、性格的にもぴったりだったんだろう。また、中高時代、麻布において、「ディベート大好き」であった。
大人の私も、「麻布生の理屈」には叶わなかった(笑)
まあ、理屈をこねまわす子供を「そんな子嫌だ」と感じる人も少なくないだろう。が、「頭のいい子」たちだからこそできる「論理」は、大人も論破できる凄腕。そんな力を養えるのも「麻布の教育の賜物」なんだろうと感じているし、そんな教育こそが、麻布の教育の「魅力」であるのだ。