「この瞬間(とき)きっと夢じゃない」
二人の息子の「中学受験」の際に、息子たちの姿と重ね合わせてよく聞いていた曲がある。試験中の待ち時間、学校へ向かう電車内、息子たちと乗り合わせた車の中、受験時は、とにかくよく聴いた。そして、今でもこの曲を聴くと、あの頃の子供だった小さな息子二人の懸命な姿を思いだし、目頭が熱くなる。本人たちもこの曲を「力」にしていた。大好きで、大切な曲。SMAPの「このとき(瞬間)、きっと夢じゃない」。
震えだした手を見つめ 高鳴る鼓動、指先まで
逃げたくなるくらいの不安に そっとひとり瞳閉じた
きらめいては消える夢の影
追いかけては向かい風
何度も諦めそうになって
そのたびまた繋いだ夢
いつだって背中にはそっと支える人たちの
温かく、ただ強く
優しい声にのせて跳ぶんだ
ぼくらはいつだって一人じゃないんだよ
Please stand up
いつも感じてたくて
だからDon't cry きっと夢じゃない
どんなに遠く離れていても
そばにいるから
苦しみ悩み続けてきた
何度も諦めようとした
それでも歩いてきたこの道は
たったひとつの僕の夢さ
立ち止った雑踏はどこか似たような僕らを包んだ
ふざけあった時間はもう戻らなくて
言葉だって届かない
あの日君が流した涙も
僕ら一緒ならほら笑い顔
僕はあの日霞む空にまた「強くなるさ」と誓った
僕らは散らばった夢の欠片集め
ほらSunshine高く羽ばたいていこう
交わした誓い祈りを担い見慣れたはずの世界
今輝いてくよ
はみ出した涙や 流した汗が僕を支えるんだ
言葉よりもずっと大切なもの 君に伝えたいよ
歩き出した僕らの未来ならこれから先僕らで変えるから
どんな時も諦めずただ進むよ
倒れて見上げてた悔し涙で滲む青空
あの頃の僕らの 夢叶えたいんだ
僕らはいつだって ひとりじゃないんだよ
Please stand upいつも感じてるよ
だからDon't cry きっと夢じゃない
どんなに遠く離れていてもそばにいるから
言葉じゃ伝わんない 言葉じゃ伝わんない
この曲があったから、強くなれ、諦めずにいられた。「夢」は当然、「第一志望合格」である。
息子二人もいまだによく覚えている曲。一生、忘れずにいると思う。「音楽」は時に「力」になる。