あこままの中学受験奮闘記

長男、次男、それぞれが東の御三家、千葉の御三家に入学、今や、それぞれが新社会人、大学2年生に。小学校入学から決めていた中学受験へ向けての親子二人三脚の奮闘記

自覚に任せた受験勉強(ゲームとのジレンマ)

最近、身の周りの知り合いで、小6のお母さまがいて、勉強と、「ゲーム」の関連性について、聞かれた。
その方のお子さんは公立中に進学するのだが、最近は、ゲームばかりで、どうやって勉強に集中させたらよいか大変だ、とおっしゃっていた。
そうか・・・、そんな年頃だな・・・と、懐かしく思いながら、ふと、振り返ってみた。
わが家の二人の息子ももれなく、「ゲーム」に夢中な時期があった。そして、タイミング悪く、その時期は、中学受験の勉強時期と重なっていた。でも、「時間」を決めたり、「ゲームをしちゃいけない」「勉強しなさい」と声を大にして言ったことは、本当に一度もない。二人共・・・だ。
明らかにゲームに夢中になり、勉強しない時間があったことは確かだ。でも、放っておいた。言えば言うほど、ゲームがしたくなるのはわかっていた。勉強に支障が出て、困るのは自分だ。そして、それは、週末の「カリテ」や模試の結果に如実に現れる。母親がうるさくいわなくても本人にはすぐにわかる。「痛い思い」を実感するのは「本人」。ゲームしちゃったから、こんなになった・・・なんていうのは、よほどおバカでない限り、絶対にわかる。

だから、私や夫からはいちいち言わずにいた。

「勉強しなさい」もしかり。
「いま、やろうと思ってたんだよ」「いちいちうるさいなあ、これからやるんだよ」が常套句。
下手にイライラさせる方がマイナス。イライラして勉強に身が入るわけがない。
小学生も高学年になると、「やるべきこと」は絶対にわかっている。だから、自然に自分から机に向かう・・・。逆に、自分から勉強できない子は、成績アップなんて望めない・・・と私は思っている。
「過保護」にいいことはない。「自覚」を持たなければ成績もあがらないし、志望校にも受からない・・・反抗期に差し掛かった我が子にとって、「母親」の「一言」ほど、「うざったい」ものはない・・・。私は、中学受験の時も、大学受験の時も、「勉強しなさい」、「スマホをしまいなさい」の言葉は発していない。「放任」が子供を一番強くするし、やる気にさせる。これは真実だ・・・。